第12号 <2002年6月25日>
環境対応緩衝材(1)
●持続可能な循環型社会で包装資材産業が果たす役割
世界の科学者による専門組織「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が昨年秋に発表した報告書によりますと、「1990年から2100年までに世界の平均気温が1.4~5.8℃上昇する」(2002/6/5日経新聞)とのことです。温暖化により、海面上昇による島嶼の水没、マラリアなどの病気の蔓延も予想され、地球の未来に警鐘を鳴らしています。
持続可能な循環型社会を目指し、温暖化ガス(CO2など)排出削減やリサイクルなど環境対策は待ったなしの事態を迎えています。日本は地球温暖化防止条約・京都議定書(97年採択。2002年5月衆議院が批准承認)で2008~12年(第一約束期間)の温暖化ガスの平均排出量を1990年(基準年)比で6%削減すると約束しています。しかし、3月の政府の地球温暖化対策推進大綱で、現状のままでは第一約束期間の温暖化ガス排出量は逆に基準年比で約7%増加すると予測しています。約束達成には、基準年比で約13%の削減が必要になってくるわけです。
そこで、近年多くの企業は環境保全に向かって大きく経営のかじを切っています。環境配慮型商品の市場が広がり、グリーン購入法や食品・家電リサイクル法も完全施行から1年余りを経過して、循環型社会の輪郭も少しずつ明らかになりつつあります。
私たち東京コンテナ工業は、包装資材産業がそこに果たす役割は決して小さなものではないと認識しています。容器包装リサイクル法では、段ボールは社会的に確立されたリサイクルシステムにより適用除外とされました。しかし私たちはそこに安住するのではなく、より高い環境性能の製品づくりを目指し、市場のグリーン化をしっかりと支えていく道を進んでいます。この度(2002/6/21)のISO14001の認証取得は、その意思を社会に向けて明確に発したものです。
●環境対応充填緩衝材、エコワットKパッキン *1

東京コンテナ工業が提供するエコワットKパッキンは、使用済みの段ボール等古紙を材料とした地球に優しい無公害の充填緩衝材です。当社は、お客様のご利用状況に応じて最適設計された段ボールケースをご提供していますが、そのリサイクルについても常に深い関心を持ち続けてきています。私たちが示す回答の1つがこのエコワットKパッキンと言えます。
* 材料は「紙」なので、静電気の心配がありません。
* ジャバラ状になっており、散乱しません。
* 小袋入りは、袋が破れても中身がこぼれません。
* リサイクルが可能です。
* お求めやすい価格です。
などの特長をもっています。グリーン購入にはうってつけの緩衝材です。
●段ボール製緩衝材製造機、エコワットNEO Power *2
エコワットNEO Powerは、エコワットKパッキンを製造する機械です。
* 事業所内から、使用済み段ボールや廃棄紙が発生する。
* 製・商品の保護に充填緩衝材を使っている。
上記の2つの条件をお持ちの事業所で、段ボール・廃棄紙の処分費用、緩衝材の外部購入費という2つの経費と手間を一挙に解決します。しかも操作はパネル表示のワンタッチ方式が採用され、微調整も簡単にできます。機構もシンプルで故障の可能性が極めて低く安定した稼働が見込めます。

| 機種 | エコワット NEO Power (ネオパワー) |
|---|---|
| 寸法 | 全幅 1,050m/m 奥行 590m/m 全高 935m/m テーブル高 810m/m |
| 重量 | 150kg |
| 投入幅 | サイドカッター機能付 無制限(機械の中に入るサイズ300m/m) |
| 投入適正枚数 | 上紙質5~15枚 段ボール シングル ダブル(開梱せずに使用可) |
| 生産能力 | 15m/分 |
| 動力源 | 三相200V 50/60Hz 1.5KWA |
紙小袋包装ラインと接続し、エコワットKパッキンをクラフト小袋詰めにする紙小袋包装ライン、WK-330L*3もあります。

*1エコワットKパッキン、*2エコワットNEO Power、*3WK-330Lは、㈱ワタコンの商標です。
-エコワットはTBS-TV『ブロードキャスター(2002/04/05放送)』で紹介されました-
